0人が本棚に入れています
本棚に追加
ついに恐怖の3学期
朝から憂鬱で気が重い…
せめてもの救いは里美とクラスが離れていること
あれは劇で使ったメモで本気じゃない!
そういうストーリーでいくことにしていたが、やっぱり心の準備が、いくらしても足りない…
ため息をついて下駄箱を開けると、見覚えのある封筒が入っている
心臓が口から飛び出るかと思った…
慌ててトイレに駆け込んで、中身を取り出す
中の便箋には俺の文字が並ぶ
その下の空白部分、見慣れた里美の癖字に目がいった
『ごめん、無理』
もう、いっそこのままトイレに流されてしまいたい…
何で…こんな…
始業のチャイムがなるまで、俺はその場を動くことが出来なかった
最初のコメントを投稿しよう!