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その日の夜
俺は机に向かっていた
ドカドカとデカイ足音に続いて、俺の部屋のドアが過去一番、乱暴に開いた
俺は無視して勉強を続けた
「拓登っ!!!」
バシンッ!!!
「いってぇー!」
兄ちゃんの落雷が俺の後頭部を直撃した
あまりの痛みに頭を抱える
「勝手に栗だけ食ってんじゃねぇよっ!!!てめぇ、いっぺんしねっ!!!」
捨て台詞を吐いて部屋から出ていく
ドアすらも閉めていかないほどのご立腹加減…
何で俺だけこんなっ………!
ドアを乱暴に閉めると隣の部屋の壁から『ドンッ!』という音が聞こえる
「う"ー…」
俺はベッドに潜り込み、枕に顔を埋めて叫ぶ
そのままベッドでこれでもかと暴れまわった
俺の人生、どうなってんだっ!!!
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