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しばらく自由を満喫し、スラムダンク3巻を読み終えたところで机に向かう
さっき挫折した便箋が俺を待っていた
『今日の台詞、何て言ったんだっけ?
実は本当に里実に言う練習のつもりで言っちゃったから、あんまり覚えてないんだよな...』
そんなことを考えていたら、やる気が失せて漫画に走ったんだった
今度こそ!!
しっかり気合を入れて便箋に向かう
・・・バンっ!!
「拓登っ!」
「わぁっ!!!」
「うるせーなぁ。母さんが飯にするって。早く来いよ」
「兄ちゃん?!いつ帰ってきたのっ?!ていうか、ノックくらい」
「何でもいいから早くしろよ!」
バンっ!!
遅くなるとまた怒られるけど、今思いついたセリフを忘れないうちにメモ用紙に書き留める
後でもう一回見直して、ちゃんと清書しよう
「たくとーっ!」
階下から兄ちゃんが呼んでる
これ以上はほんとにヤバい...!
「はーいっ!」
慌てて部屋をでた
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