209人が本棚に入れています
本棚に追加
そのままリーくんに抱えられたまま、食堂の席に着いた。
「何を食べまますか?」
「んー。何がいいかな?」
「そうですね。唯は、お腹減っていますか?」
「セットとかはダメそう。でも、うどんはこの前食べたから。どうしようかなって。サンドイッチにしようかな。」
「では、サンドイッチセットにしませんか?」
「サンドイッチセット?なんてあったけ?」
「えぇ。先日新しくメニューに追加されたもので、色々なサンドイッチを食べられるんですよ。」
「でもそんなに食べられないと思うから単品にするよ。」
「私と半分こするのは駄目ですか?」
リーくんが顔を傾けて聞いてくる。
断れない…。あざとい…。
「だ、ダメじゃない。逆にありがとう。でもリーくんはそれで足りるの?」
「チョコレートケーキを食べるので大丈夫です。」
「じゃあお願いします。」
「はい。」
呼び出しコールを押すと直ぐにスタッフが来てくれ、サンドイッチセットとチョコレートケーキを頼んだ。それと、小皿と何故か、ナイフを持ってくるように頼んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!