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 ベッドに横たえると、キスをしながら少しずつ着物を脱がせていく。初めて見るウタの裸は、とても綺麗だった。 「綺麗だ・・・・・・」 「は、恥ずかしい・・・・・・」 「体についてるものは、人と変わらないんだな」 「え・・・・・・、あ、うん」 「触れると、気持ちいのも一緒?」  転んだウタに覆いかぶさりながらそう問いかけると、ウタの顔がポッと赤くなった。 「あっ、なんでさわっーー」 「気持ち良くなって、ウタ」  神様と、こんなことをしているなんて。そんな背徳感と、愛しいウタに触れているという幸福感。  ウタの身体中にキスを重ねながら、片手でウタのそれを握り上下に扱く。ビクビクと震える身体に思わず口角を上げた。
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