epilogue

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「姿は、若い頃に戻れるのか?」  葵がまず気になったのはそこだった。ウタはあの頃と変わらず、可愛らしい綺麗なウタのまま。葵はしわも増え衰えた姿。できるならば、釣り合いの取れる若い姿になりたかった。  その不安は杞憂で、神として生まれた葵は、ウタと初めて出会った頃のように子どもの姿で生まれた。そして数年をかけて今の大人の姿に成長したのだ。  ウタは、子どもになった葵を可愛い可愛いと可愛がり、心は大人の葵はなんともいえない気持ちになったが、ウタが楽しそうだから好きにさせた。  そうしてまた永い時を共に過ごし、こうして立派に神として共にこの神社を切り盛りしている。
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