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「よく来たね」
「こんにちは!」
人型になって、早速葵の暮らす祖父の家を訪ねると、おじいさんは暖かく迎えてくれた。
葵の家は、神社から十五分ほど歩いたところにあった。平家建ての日本家屋だった。
「葵がお友だちを連れてきてくれるのなんて初めてで嬉しいね」
「じいちゃんが連れてこいってうるさかったんだろ。てか、別に友だちとかじゃ・・・・・・」
「ほら、葵。夕食の準備、手伝っておくれ」
葵はおじいさんに言われ、困ったように息を吐いて台所へ消えた。葵もおじいさんには弱いみたいだ。
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