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「ウタが一人の人間に執着する性質であることはわかっていた。お前に今は信者以上の感情を抱いていることをわかっていて見過ごした我にも責任はある。だがな、我は貴様を許さぬ。可愛い可愛いウタの気持ちを利用し、傷つけた貴様を」 「俺は・・・・・・」  自分のしでかしてしまったことの大きさを突きつけられ、何も言えなくなった。 「神と人は相入れてはいけないのだ」  そう言って、ウタと共に消えてしまった。
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