【あの素晴らしい警官に愛を込めて】

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その翌日から私は警察署の交通課の上田くんを出せ!!と、毎日のように交通課に電話した。 しかし上田くんは私からの電話にでようとしない。 仕方がない……免許証返納がてら交通課に乗り込んでやれ!!と、私は免許証返納をしに警察署へ電車で行った。 返納したら1000円で運転経歴書を発行して貰えた。 これで私は二度と自動車の運転は出来なくなった。 『ゆるさない』 ワナワナと身を震わせ私は交通課の上田くんを出せ!!と警察署内中を叫び回った。 当然、私は複数人の警官に取り押さえられた。 どうにでもしろ!! 牢屋でも死刑にでも何にでもしろ!! と私は取り押さえられながらでも、そう叫んでいた。 上田!!出てこい!! 私は、この言葉を何回も連呼した。 すると1人の年配の警官が、 「上田を呼んだら大人しくするか?」 と私に訊ねてきた。 私は騒ぐのを止め黙って頷いた。
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