第二十八話 晴彦さんの未来

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次の日の昼、明後日はもう冬休み、それと、昨日の話をしてたんだ。 魅録さんの席に座りパソコンとにらめっこしてる健、それを隣から見てる魅録さん。 「あー?」 その声に、健の方をみんなが見た。 魅録さんは立ち上がると隣の部屋の明さんと西田を呼んだ。 今はもう、会長室の扉は開けっ放しだった。 内容は俺たちの緊急徴収。 「みんな聞いてくれ、次の時間は、教室に戻ることなく動いてほしい」 この部屋は、控室になる、絵美ちゃん先輩と牧はお茶の準備を。 二人は動き出した。 鮫島先輩と桐生華、彼女も、西田たちを頼んだ時のメンバーだ。二人には、今から来るのを、壇上に張り出すから書いてほしいという、プリンターが動き始め、二人も動いた。 近藤先輩と花江は 「俺たちはエスピーだ、魅録、どこへ」 「講堂に頼む」 行こうと二人も出て行った。 残った、廣田先輩、左先輩、その後を頼んだ。町田と清水、後俺たちも講堂へ向かってくれという。その前に、俺たちは、会長の机の後ろにある、扉を開けた。 そこには、金庫や、大事な書類がある。 「マニュアルだ、これを持って行く」 「中は?」 「今から支持されることが乗っているんだ、その支度だ」 そのファイルには、講堂と書かれてあった。 それを持って行く。 さっき来たメールに詳細が乗っている、その番号を開き、準備すればいいという。 「スイッチ押しまーす」 ガッコン、ガガガ ものすごい音ともに、椅子が並んだのが地下からせり出してくる。あっという間に体育館のような場所が階段状になった。 俺たちは、マイクや、壇上の席なんかを用意。 広げたファイルには、細かい人数まで記載されている。 「駐車場オッケイです!」 「控室準備できました!」 こっちをお願いしますという、パイプいすを出し、並べる。 なにがどうしたのなんか聞いていられない、時間が無いから総動員で準備していく。 誰かのスマホがなった。 「魅録さま、おこしになられました」 「後頼む、エスピーの方々配置についてください。健行くぞ!」 そう言って二人は出て行った。 「南、できた」 「乾いた?」 それを壇上に貼りだす。 式次第のようだ。 そこに走ってくる人たち。 「どうだ、できたか?」 その人たちは、大学の方の取り締まりの方々、早い話、将来の五人衆の一員と言ったところか。まあ俺たちの先輩にあたるんだけどね。 司会をするらしい、マイクの位置を確認。 「あ、あ、マイクテスト、生徒会の諸君、準備はいいだろうか?」 四井先輩がはいと大きな返事をした。 「集合してください」 みんなが駆け寄った。 「控室は」 「お茶の準備はできました」 「では、表は、会長室のお客様にお茶を出して、お茶の係は」 絵美先輩が手を挙げ、牧の手を上げた。 「君たちは理事長室へ行ってください」 みんなが動き始めた。 「林君」 「はい」 一年を迎えに行ってきてくれという。先生には、緊急業務と言えばいい。 ハイと走って行った。 「豊田君」 「はい」 「ココにのっている先生方を呼んできてくれ、林君と同じでいい」 豊田も出て行った。 「南君」 「はい」 先輩は、壇上に上がる人に水を出すように準備してくれという。 そして、俺と四井先輩 「今から入って来る人を誘導してくれ」 前列、二列はお客様、三列目から先生方、大学生、院生。エスピーや控えの人たち、一番後ろに俺たち。横には、理事長達が並ぶ。 「頼むね」 「はい」「はい」 音がし始めた、人が入ってくる。 「お席にお付き下さい、教授、各先生方は、前三列目から後ろに願います。院生大学生は五列目よりお座りください」 放送で誘導してくれるからしやすかった。 「どうぞこちらへ」 「先生方は前へお願いいたします」 十分後、人の流れが止まり、俺たちも席に着いた。 人が入ってくる。 魅録先輩と、健が、頭を下げると、あの五人のうち三人が壇上へあがった、そして知らない人が一人。 「誰?」 「知らねーよ」 「しっ」すみません。 おれ達のずっと後ろには、エスピーやお付きの人たちも座った。 健と魅録さんは司会者の後ろに座った。 「それでは、特別総会を始めさせていただきます。挨拶、馬場洋一さま、よろしくお願いいたします」
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