12人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は店を追い出され、ぴしゃりと扉を閉められた。
なんだあの毛深い小男め!
…まずい! また前のイライラが蘇ってきている。このままだと同棲している部屋に帰れないぞ。前の俺に戻ってしまった!
まずい…。
非常にまずい…。
俺が許せないことが起きたら、もうこの幸せは音を立てて崩れ落ちる…。
でも何の手立てもない。
帰らないといけない…。
不安しかない…。
暗い顔つきのまま帰宅をすると彼女は心配そうに出迎えてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!