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第十話
『お兄さん…正気かい?』
今、僕は、僕をこの時間軸に呼び寄せた張本人に頭を下げてるところだ。
『うん。正気。僕と同盟を結んで欲しい』
『僕が怖くないの?前あった時だって僕不穏だったでしょ!?ニチャアってしてお兄さんを、この時間軸に連れてきたのは僕だよ!お兄さんを利用するために!そもそも!僕君の味方じゃなくて敵!苔の神さんとは違うんだよ!ちゃんとそこわかってる!?』
『時の神の少年…』
『なんだよ!』
『意外とよく喋るんだな…全然ミステリアスじゃないんじゃん』
『ハァアア!?ちげえし!全部お前のせいだからな!お兄さん!』
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