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『私は青木春ちゃんが12年前に交通事故で亡くなった日のことはよく覚えている。私のことが見える…しかも私と仲良くしてくれた少女が死んでしまったのだからな。それからずっと後悔しながら私は生きてきた。そんな時、未来から春ちゃんの1番大切な人が現れた…それが冬樹だったんだ…最初は私も消されたくなかったから君達に細かいことまでは教えなかった…でも。違った。時の神の話を知って、もう教えないといけないと思ったんだ』
僕だって謝らないといけないことがある。
あの時、苔の神さんの話をたいして大切にしなかったことを許して欲しい。
そう思って、僕は泣きながら苔の神さんの顔を見た。
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