第十話

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ちなみに、こいつはさっき言った通りで、僕をこの時間軸に送り届けた張本人で、時の神って言うらしく、八百万の神々の中でも最高位の超偉い神様らしい。 まあ、だからこそ、利用する価値はあるんだけどな。 『じゃあ、こうしよう。時の神さんよ』 『なんだよ!』 『僕がお前のお姉さん…つまり、先代の時の神の封印場所を知っているとしたら?』 時の神の、幼げな小さい額に汗がつたう。 時の神は明らかに焦り始めた。 なるほどな。 こいつは…感情がすぐに顔に出るタイプの神様だ。
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