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それは、四本のピラーに守られし、灼熱の地獄。炎で照らされた漆黒のベールに包まれたそれは、まさにこの世の地のはてである。一度そこにはいれば、もう出ることはできない。なんども、燃え盛る炎々が人間を灰にしては甦らせるまるで不死鳥そして、この地獄にはまるで虎の形相をした末恐ろしい猛獣が眠っているという。そのものの眠りを妨げればまたたくまに足元から引き裂かれるという。今では迷宮に眠っていたその、地獄というオーパーツは、人間に実用化されこう呼ばれている。
こたつ、と。
ちなみに、猛獣とはネコです。
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