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語彙力と文章力
Twitterで「小説執筆に語彙も文章力もいらないと思う」のご意見をおみかけして思ったこと。
「語彙(力)」って何だろう?
「文章力」も意見が割れそうです。
さっそく個人的見解を述べますと小説においてそれは、
語彙力=武器
文章力=技
↓
攻撃力
こんなイメージです。
磨き上げたいい武器、あるといいですよね。
でも素人に名刀渡しただけでは強くなれない。
技も磨きたいですね。
技があれば木刀でもそこそこ戦えそうですが、やっぱり、いい武器持ってるに越したことはない。
実際はさらに知識や経験、発想力、構成…と、たくさんの要素が複雑に絡み合って「小説」の体を形成するわけですが。
表現方法として小説にするか、漫画にするか、芝居にするかは人それぞれなので、小説を選択したなら、文章の攻撃力は必要ではないでしょうか。
小説には文章しかないのだから。
「書きたいように書けばいい」と、ツイ主さんは続けていました。おそらくまだ書き始めたばかりの人へのエールとしてつぶやかれたのでしょう。
性格の悪い私は「自分の書きたい通りに書けてるなら、すでに充分な語彙力と文章力があるわ!」と心の中でクソリ…ツッコミを入れていました。
※いろいろな考え方があります。決して件のツイートを否定しているわけではありません。
一部では私も同意見です。
前回言ったように小中学生は楽しければそれでいいと思います。
大人でも、自分ひとりの個人的な楽しみなら他人がとやかく言うことじゃない。
手が止まるくらいなら、とりあえず細かいとこ無視してだーっと書く!もアリです。
ただ、読み手としては、小説には文章の美しさ、読みやすさ、時には撃ち抜かれるようなフレーズを求めてしまいます。
小説には文章しかないから。文章だけが読み手を物語の先へと連れていくものだから、私は書く時も気にしてしまいます。
なんなら設定やプロットよりも大事にしてますが…それは小説書きとして褒められた姿勢ではないかも(笑)
ところで語彙力について。
私が思う語彙力とは、適切な言葉を選べること、簡単な言葉を調合して表現できることです。
難しい単語は何かの論文とかでない限り普通の書きもので使うことほとんどないかな。
「中学卒業レベル」がベストだと思っています。それがもはやどのへんかは覚えてませんが、まあ日常であまり目にしない、耳にしない言葉は避けるようにしています。
それでも、アラフォー以上と10代20代とでは感覚はかなり違うでしょう。
離れた世代の鑑賞に堪える作品にするには、研究が必要だと思っています(ムリなので思っているだけで実践してません。すべて読者は同年代想定)。
そういえば先日ダウンタウンの番組で昭和のナントカっていうのをやってて、その中で「お邪魔虫はもう若者に通じない」と言ってました。
「ドロンします」はさすがにね、って感じだけど「お邪魔虫」も!?とびっくり。
確かに最近見ない、聞かない。使ってないけど。
若者からこの表現古くさいって思われてるとこ、結構あるだろうな〜などと思いつつ。
自分自身でも、言葉云々ではないですが、過去に書いたものがなんだか古い感じするという現象はあります。
▼旧PCから発掘された8年前の書きかけ。
https://twitter.com/joe_jan_jack/status/1527881819202670592
(続きを書くことなさそうなのでまとまりのいいところだけツイート供養しました)
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そういえばURL書いてもコピペできないんでしたね…。
この作品のスター特典に転載したので、よろしければそちらでご確認ください。
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この頃もうTwitterやってましたけど、小説をTwitterで公開する発想がなかった。投稿サイトはいわゆる「ケータイ小説」だけだと思ってたので調べもしなかった。どこに出すでもなく、無職で暇だったから書こうとしてたものです。
おっさん二人の宅飲み風景なのですが、コロナ禍を挟んで、今の感覚で読むとなんか古い。
※ここからは読んでもらった前提で話します
リモートワーカーも増えて、自宅で仕事するエンジニアがフリーランスだけではなくなってしまったせいかもしれません。いつのまにかクールビズも聞かなくなりました。
かつての同僚が(通勤の)職場に戻らないかと誘うのも違和感、です。
現代モノの日常風景は時間が経ってしまうとツラい。西暦何年頃の話かわかるように書いといたほうが後々いいのかもしれません。
今の時代を切り取るなら、宅飲み→zoom飲みになるんですかね〜。
んで、いつか読み返して「あーこの頃そういうご時世だったな」って。若者キョトーンって。
そうなるといいんですが、最近(22年8月現在)また感染者数も増えてきてるし、わかりませんね。以前に比べて宅飲みしてる人はいるでしょうけど。
…と、ずいぶん話がズレてしまいました。
語彙力の話でしたね。
言葉は変化するので、使い方も含めて日々アップデートしなければ時代遅れな感じがするし、世代によっても感覚が違うという認識は持っていたいものです。武器のお手入れですね。
老化のスピードのほうが速くて私の語彙力は錆びついてる気がしますが…類語検索、連想検索に助けられながら何とか凌いでおりますよ!
そんなこんなで、まとまり悪いまま第三回終わります。
8年前の文章はまあまあ技はあるので、次回解説します。
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