キャラ愛?

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キャラ愛?

『火竜姫』という長編連載中です(お読みくださってる方ありがとうございます!)。 ちびちび書いてもう開始から3年めなんですが、10万字超えてやっと初編完結が見えてきたところで、なんとなくな登場人物への愛着みたいなものが湧いてきました。 ※23年2/25現在。 『火竜姫』はエブリスタでは序章として掲載している部分だけを短編として書いたのが始まりで、Twitterで嬉しい反応をたくさん頂いたので続編を書いているところです。現在進行形。 私の場合あまり登場人物に肩入れしないというか、体験教室で同じグループになった程度の「縁あって同じ空気を吸うことになったその場限りの知り合い」なんですよね。 一期一会なんて良い言葉は合わなくて、この場が終わればまた他人に戻る前提であまり踏み込まない。 現実にはたまたま同じ時間を共有したことをきっかけにその後の付き合いに発展する場合もありますけど。実際夫とはそんな感じで知り合いましたけど。 ちょっとアダルトな言い回しになりますが、登場人物に「いい表情」させるために最適な虐め方をして、撮れ高十分になった時点でクランクアップ、はいお疲れ〜!ってな具合。 愛がないわけではないんですけど、書き手としては描きたいものに必要な素材から欲しかったパフォーマンスを引き出せれば、関係が終わってしまう感覚です。 短編だと特に余韻をものすごく重視するので、作中で全部は言い切らないのが私の流儀なんですが、それでいくと「虐めっぱなし」になることが多い気がします。 長編でも、序盤は同じなんです。読書に対しても多少S(必要…ですよね?)なので、焦らしたり意表をついたりしたくて、登場人物のみなさんには右往左往してもらうわけなんですけど。 付き合いが長くなってくると、しんどい目に合わせたキャラにはカッコいいシーン用意してあげたいな、とか、良い子だから報われてほしいなとか、本編には入れられないけどスピンオフなら…とか、色々考えちゃいます。 書き手としては、読者へのウケ最優先したいんですけど、みんなが幸せな結末を想像しちゃうとそっちに話持って行きたくなっちゃうんですよね〜。 今まで作品の登場人物を「ウチの子」と呼ぶ感覚なかったんですけど、少しわかった気がします。 それでは今日はこの辺で! 『火竜姫』、固定作品にしてますので、よかったらチェックしてみてくださいね。
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