2-2 もう一人のオレを開発されて

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2-2 もう一人のオレを開発されて

そう言い残して、 正樹は帰っていった。 翌日、 正樹は仕事中も隣のブースからオレを目で追っている。 気づかぬふりをしつつ、 合図だと直感した。 トイレに立ったのを見計らってオレも後を追った。 先に入った正樹は個室に入り、 出てこない。 あれ?勘違い? やきもきしていると、 個室の扉が開き正樹が手招きをする。 オレは無言で正樹の厚い胸板に抱きついた。 「焦らすなよ…」 「そんな事言っていいんですか?やめてもいいんすよ?」 「ごめん…」 「三井さん、可愛いとこあるんすね」 ふいに頭を撫でられ、 オレは身体が急激に熱くなって、 力まかせに抱きつき胸から腋の匂いを嗅いだ。 軽く汗と柔軟剤の混ざった匂い。 正樹はオレの頭を撫で続け、 ゆっくり下がるようにと無言で頭を押した。 極端に割れていない腹筋に顔を埋め、 オレは舌で舐める。 弱い塩気と独特の匂いにオレの理性は崩壊していった。 「大好き…この匂い…」 「俺の匂い好き?」 「うん…」 「他の子にもしてるの?」 「してない…」 「ウソが下手っすね」 「早く…昨日の約束…」 「しょうがないっすね」 スウェットを下げると、 昨日とは違うガチガチにそそり立つズル剥けが現れた。 長さはあまりないが血管と裏筋がバキバキした太竿、 張りのある先端。 そしてパンパンの玉袋を左手で軽く持ち上げながら竿を握り、 両方の匂いを堪能した。 舌を這わせようとした時、 「今日何時に上がりですか?」 唐突な言葉に少し冷め、 「18時だけど?」 「俺は17時なので、待ってますね」 正樹は再びスウェットを上げ、 またおあずけを食らった。 頭を撫でられ、 また胸板に抱きついたオレは、 「わかった…」 まるで、 飼い主に餌付けされている子犬のように返事をした。 18時。 会社の正門を出ると、 正樹が俺に手を振っている。 「行きましょう」 「どこに?」 「ついて来てください」 「あぁ」 正樹の後ろを歩く。 引き締まったあのケツが目の前にあり、 それを見ながらオレは頭がボーッとして、 この先にどんな展開が待っているのかばかり想像していた。 15分ほど歩いただろうか、 あるマンションの前に着いた。 「僕の家です」 「いいの?」 「行くよ!」 正樹はオレの手を引いた。 そしてエレベーターに乗り、 その間もずっとオレの手を掴んだまま。 これじゃ子供かペットじゃねーか。 5階建の5階に着き、 すぐ左手の部屋が正樹の部屋。 「どうぞ」 殺風景でモノトーンないかにも今時の部屋だ。 少し部屋の様子を眺めていると、 正樹はオレを上から覆うように抱きしめた。 「されたかったでしょ?」 見透かされていた。 「うん…」 もう部下と上司ではない。 正樹の匂いに包まれさっきの続きが出来る、 それだけでオレは頭が真っ白になっていた。 「シャワー浴びましょ」 オレを抱えた。 駅弁スタイルに抱えられたオレは、 恥ずかしくて正樹の首に手を回し顔を背けた。 「恥ずかしがらないの」 オレの頭をヨシヨシする。 マジでヤバい。 こんな女みたいな扱いされた事ない。 そのまま脱衣所まで抱えられ、 降ろされたオレは、 早く正樹が欲しくなり、 胸板や腹筋にキスをする。 「早く脱いで!」 「このままでいいよ」 「ダメ。脱がせてあげます」 ワイシャツのボタンを外され、 ベルトを外され、 スラックスを脱がされ、 パンイチになった。 「ちょっと肉がつきすぎですね」 オレの腹や太腿をつまんで言う。 「恥ずかしいよ…」 「でも可愛くて好きです」 そしてパンツをそっと降ろされ、 半勃ち皮被りのムスコを見られた。 「こっちも…可愛いんですね」 「…」 正樹はサクッと脱ぎ、 オレをバックハグしながら風呂場に入る。 正樹の硬くなったモノがオレの背中に触れている。 オレも一気に硬くなる。 バックハグしたままシャワーを浴び、 正樹は優しくボディソープをオレに付ける。 自分にも付け、 ずっとニヤニヤしながら無言でオレの体を泡立てる。 されるがままだけど、 アソコはもうはちきれんばかり。 正樹はそんなオレのアソコを優しく撫で、 ゆっくり扱き始める。 「正樹…恥ずかしいよ…」 「こんなにしちゃって」 「正樹の…早く…」 「まだダメ」 正樹は、 後ろからオレの耳を舐めながら扱く速度を早める。 何度もイキそうになり、 オレは普段出したこともない声を上げる。 腰を引くと扱く速度を緩め、 焦らす。 「もう、出ちゃう…」 「イキたいの?」 「イキたい…」 すると正樹は後ろからオレの前に移動し、 咥えた。 「いいの?」 咥えながらうなづく。 「口に出しちゃうよ?」 こいつノンケだろ? 一体どうなってるんだ? もう我慢は限界。 「ヤバい…出る!」 正樹の喉奥に出してしまった。 正樹はしっかり受け止めてから吐き出すと、 先っぽをチュウチュウしだす。 たまらず腰を引いてもニヤニヤしたまま離さない。 「もう…出ないよ…」 「まだ出るよ」 すると再び後ろから、 羽交締めにして扱き始める。 まさか…今まで一度も経験がない。 ローションを手に付けて激しく扱かれる。 勝手に身体が波打ち、 頭を殴られたように気が遠くなるような感覚に包まれ、 意志とは無関係に勃起して、 オレは叫んだ。 「ヤバい!漏らしちゃう…」 「たくさん出して」 「あっ!あーっ!!あん…」 勢いよく透明な液体を大量に放出してしまった。 腰が抜けたようになったオレは正樹の太腿にしがみつき、 声も出せずにいた。 「あーあ、三井さん潮吹いちゃって…」 「初めて…だった…ごめん…よごしちゃった…」 「こっちも初めて吹かせちゃいました…オンナみたいでしたね」 「やめろよ…」 「次は俺の番ですよ」 間近に見た正樹の硬くなったアソコは垂直に張り詰めたまま。 再びオレを駅弁スタイルで抱えると、 脱衣所へ向かいそっと下ろして体を拭いてくれた。 正樹の体も拭いてあげた。 オレは後ろから腕を回し、 右手で握った。 形状を確認するように力を入れず軽く擦り、 「正樹のベッドでしよっ?」 「そうだね」 正樹は三たびオレを抱え、 ベッドにゆっくり押し倒した。 「正樹…口に…ちょうだい」 「どうしようかな?」 「もう…我慢できないよ…」 正樹はオレの胸元に座るように腰を突き出し、 張り詰めたままのアソコと、 パンパンに膨らんだ玉袋をこれ見よがしに主張させてニヤつく。 オレは直接触らずに、 バギバキの太腿を撫でおねだりした。 そしてオレの顔面に騎乗してきた。 口を膨らみで覆われ、 あの肉棒で鼻や頬をペチペチ叩いたりして完全に弄んでいる。 欲しい気持ちを抑えられるがままに感じまくっていた。 「そろそろ我慢限界じゃない?」 「とっくに…」 「じゃあ…」 勢いよく口に飛び込んできた。 肉体同様にバキバキした棒が口の中で暴れ回る。 喉奥まで突っ込まれ、 嗚咽をあげながらオレは息子が熱く充血しているのを感じる。 「また勃ってるじゃん」 「正樹の…太くて…好き…」 「じゃあまたイカせちゃうよ」 口にピストンをしながら、 オレを扱きあげる。 突っ込まれ、 扱かれを同時に食らい、 気持ち良さを超えて涙が出る。 半分犯されているようで、 その辛さの中にある快感が交互に襲い、 気が遠くなるような、 宙を浮いているような感覚のまま、 再び搾り出されてしまったと同時に、 「イクぞっ!」 奥深くでドクドクと波打ちながら、 たっぷりと注がれた。 味わう間もなく、 飲み込んでしまったオレを尻目に、 正樹はまだ収まらないイチモツを目の前で扱いている。 下から見上げるその姿は、 全身の筋肉が締まった上に汗でじっとり光り、 まるで彫刻のような芸術だった。 間もなく、 「ダメだ…また出る!」 発射の瞬間をしっかり見届けて、 オレの口元から鼻のあたりは、 グチョグチョに汚された。 正樹は優しい。 オレをお姫様抱っこをして、 風呂場まで連れて行き、 全身をくまなく洗って、 最後はバスタオルで綺麗に拭き、 ドライヤーまでしてくれる。 「正樹、お前最高だよ」 「光輝さん、だってオンナより良かったから…」 「複雑だな」 「こんな人…初めてです」 「オレだって…」 「もう一回…したい…」 「勘弁してくれよ」 普段の感じと、 エッチの時の豹変ぶりがたまらない。 オレも正樹の前だけは、 オンナになれる。 月に一度の給料日には、 オレは正樹からも『特別なお手当』をもらう… そんな関係。
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