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「すみません。今日で最後だと思ったら、どうしてもガマンできなくて」
視界がぼやける。体中が熱い。成田さんに文句を言いたいのに、息があがってうまく声が出せない。
「変なドラッグとかじゃありませんから、安心してください」
見上げると、成田さんが真っ赤な顔をして涙を浮かべていた。ふるえる手で、ゆっくりと服を脱いでいく。
頭の中は冷静なのに、あらわになった成田さんの白い肌に、かってに体が反応していた。
…これ、まずいって。
なんとか起き上がると、部屋の出口をめざしてよろよろと足を動かした。
「待ってください!」
うしろから勢いよく抱きつかれる。
「は、っなせ…」
下半身に硬いものが当たった。理性がじわじわと消えていく。両手がまわされ、そのままファスナーを下ろされる。するりと手がすべり込んできて、ゆるく勃ち上がっていたものをにぎり込まれた。
「やめっ…!」
「お願いです入江さん。最後にもう一度だけ」
壁に手をつき、俺は成田さんの腕をどかそうと必死だった。成田さんはかまわず手を上下に動かしつづけ、俺はとうとう動けなくなり、そのまま床にヒザをついた。
「僕がぜんぶやります。入江さんは何もしなくていいです」
ゴロリと横だおしにされると、濡れて生温かいものが押し当てられる。
「はっ…ぁあ、や、めっ!」
下を向くと、成田さんが顔を近づけ唾液をたらしていた。大きくふくれ上がったものにぽたぽたと流れ、そして、口ですっぽりと咥えこんだ。俺はたまらず絶叫する。
「やめろって!」
成田さんが顔を上下にゆらす。舌が裏スジにこすれるたびに、俺は意識がとびそうになった。もう自分では止めようもないくらいに欲が暴走しそうだった。
…くそっ!やってくれたな!
室内には俺の喘ぎ声と、じゅ、じゅ、と湿った音だけがひびき続け、残った理性を削り取っていく。
成田さんはゆっくりと上体を起こすと、完全に勃ち上がったそれを見て恍惚の表情をうかべた。そしてもどかしそうに自分の下着をズリ下げ、俺の上にまたがる。
「ああ…入江さん。僕もう死にそうです」
「ざっ…けんなっ」
いつの間に準備をしたのか、成田さんが腰を落とすと、ずず、と抵抗なく挿入っていった。
全体がかたく締めつけられ、思わず悲鳴のような声をあげてしまう。成田さんは肌が真っ赤に染まっていた。両肩で息をしていて、ひどく苦しげだった。
「ごめ、なさ…動けな、くて」
そのまま手で自身のモノを扱きはじめると、中がどんどん締まっていき、俺は生殺しの状態で待てをされた犬みたいだった。
「は…ははっ!うれしい。入江さ、んも、感じてくれているんですね」
熱のこもった目で見下ろしながら、成田さんがゆっくりと舌なめずりをする。
そこで、俺に限界がきた。
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