恋する気持ち

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「あはっ……! 顔赤い」  そう言って愁の頬を人差し指でつついた。 「るせーって。つーか返事は?」  そう言うと、愁は真剣な顔になった。  その表情に、とくんっと胸が高鳴る。 「かーえーでー? 返事は?」 「わ、わかってるよ!」  見つめられると、とにかく恥ずかしい。  それでも愁の顔をちゃんと見上げながら、ぼそぼそとつぶやくように伝える。 「あたしも……、すきっ」 「知ってる」 愁は嬉しそうにそう言うと、私の肩を軽く押して少し離れた。
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