2人が本棚に入れています
本棚に追加
笑顔の裏側は…?
はぁ~~…新学期早々散々な目に遭いました。遅刻で一部にからかわれ、
めちゃくちゃ走ったから、足がとっても痛いし、罰として、宿題二倍だし…まぁ、遅刻した私が悪いんだけど、…「あぁ~~最悪!!」私は、大きな声で叫んだ。あっ、しまった…私の悪い癖が出ちゃったな…周りの人が、私を
怪訝そうな目で見てくる。あぁ、視線が痛いです。ちょんちょん、?だ、誰?「おねがい。おねえちゃん、そこにあるわたしの”おたから”とってほしいの。だ、だめ…?」そこには、4,5歳ぐらいの女の子が私の服をちっちゃい手で掴んでいた。か、かわいいい~~!!な、なんと言う
は・か・い・り・ょ・く‼うるうるした目でこっちを見てるんですけど!
もう、かわいいの暴力だよ‼ほんとは、だめだけどしょうがない…
こ、今回だけだから、うん今回だけ…「大丈夫、お姉ちゃんが取って
あげよっか?」仕方ないんです~こんなかわいい子を無視できるか~
「ほんとに‼あ、あそこなの…」女の子は、暗い裏路地を指を指した。
う、うそ…めちゃくちゃ怖いところに"おたから”落としちゃったの⁉私が、
顔をひくひくしていたら、女の子が心配そうな顔でこちらを見ている。
私、こんな顔には、弱いんだよ~「だ、大丈夫よ、お、お姉ちゃんに任せなさい!」ドン!っと胸を叩く。「ありがとう♡」女の子が天使な笑顔でこちらを向く。あぁ~、癒される~。私は、腹をくくって裏路地の中に入っていった。ガサゴソ、ガサゴソ…な、ない~~~ゴミは、見つかるけど、
全然ありません!「もう、どこ~~‼」カンッ!?そこには、錆びた指輪の
ペアがあった。「あ、私の”おたから”!おねえちゃんありがと。」こ、これが?まぁ、いっか♪「どういたしまして♪」「おねえちゃん、わたし、おれいしたいの!お、お礼?私が、首をかしげると、女の子が答えた。「そう!
おれいはね、”おねえちゃんをたべてあげること♪”」へっ?「だから、」いっただきま~す‼」女の子は、大きなウサギっぽい”化け物”に変化した。
ぎゃ~~~~!!!!!に、逃げろ~~。逃げろ、逃げろ、逃げろ~~~~‼何なのあの”化け物”せっかく助けたのに~~~!あれは、恩も知らないのか~~‼化け物でも、恩は必要だぞ!
ま、とりあえずに、逃げろ~~‼タッタッタ…はぁ、はぁ、はぁ…
い、行き止まり⁉あぁ~道、間違えた~~‼だ、誰か、た、たすけて~
ザンッ!!「ぐぎゃ~~!!]なぜか、化け物の悲鳴が聞こえる。
な、何で…?私が、恐る恐る目を開けるとそこには、黒い服の男の子が
大剣を持ち、立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!