昭和の異端児

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昭和の異端児

それは世間がまだ”バブル”という言葉に気付いていない頃、政治のタブーに切り込んだ正義の政治家が謎の自殺を遂げたり、ついには元総理大臣が汚職で逮捕有罪といった政治の闇が目立った時代。 誰一人として政治家の”綺麗な演説”など信ずる者はいない。闇の存在を知りつつも、その大きな力に若者達は、悶々とした思いを募らすばかりであった。 そんな中、悪徳政治家はもちろん、大御所矢沢永吉をも平気で揶揄、数々の放送事故、何事にも縛られない一人の異端児の存在があった。 後に彼のメッセージは、凝然として力の無い日本を再び動かす事となる。 RCサクセション(vo) 忌野清志郎 享年58 「愛し合ってるかい?」 昭和の若者でこの言葉を 口にしなかった者はいない
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