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渚のデートプラン
宮古島は来間島(小さな離島)の裏側にあるムスヌン浜という場所がある、心もちきつめな勾配のせいか、荒々しい波打ち際のしぶきが柔らかい風とは対象的な白砂のマイナービーチ。僕が訪れた中でも三本の指に入るお気に入りの場所である。
僕は妄想家だから
今日は誰を連れて行こうか
賢い人が好きだ
時折見せるたじろいだ姿が
とても愛おしく思える
ウィットに富み過ぎる
君のことだから
「Tシャツ、可愛い色だね」
「でも何で"哲学"って書いてんの?」
「ビーチで読書なんて君らしい」
「何読んでるの?」
『雪景色』…
なんて、笑っていいのか
わからなかったりするのも楽しそう
砂浜に腰を下ろして
「午後ティー飲む?」って聞いたら
きっと君は涼しい顔して
こう答えるんだ
「午前に飲んだからいらない」
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