13人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
「……ごほん。
それで、今日はどのようなご予定で?
今日もバイトですか?」
デュークはもぐもぐと白米を頬張りながら、顔を顰める。
「いーや。だって今日は日曜日だろ。やることと言ったら、掃除と、あと買い出しくらいだ。
そーゆーお前こそ、どういう予定なんだよ?」
「あ、私はデューク様の野次馬だけです。
満足したら上に帰りますので」
「いい性格してんな、お前」
「デューク様こそ」
「創造主さぁん!起きました?」
扉を叩く音が聞こえたかと思うと、向こう側からガクの声がし、デュークの返事も待たずにドアノブを回す。
「あ、空いた」
結構大きなガクの声に、青ざめながらデュークは慌ててガクの口を抑えて、言った。
「ガク!お前もっと静かに――」
「え?なんでっすか?」
「ボスにご迷惑がかかるだろっ」
「え、ああ、ボスならここにいますよ」
「な?」
最初のコメントを投稿しよう!