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「だ、だって、せっかく地球上で一番知能も――」
「あのな」
やれやれと言ったように髪をかきあげるデューク。
ーーさっきまで涎垂らしてたくせに、何という変わり身の速さだ。
「おい聞け。やつらを創ったのは俺だぜ?
地球だってそうだが。
その俺がいらないって判断したんだ。
俺のキャンバスくらい、どうしようが俺の勝手だろ?」
「ま…まあ」
でも上に報告するのは私……
「所詮はキャラクター。
代わりくらいいくらでもいる。
んじゃ、会議は終わったな?
さっさと隕石の準備を――」
「……それなら。」
今まで黙って聞いていた左側の女性が、ようやく口を開く。
絹のような艶のある美しい髪の毛を天井の豪華なシャンデリアが照らす様は、まさに夜空の星のようだった。
ーー彼女は天照大御神、幼名、天桜(まゆら)。
見た目は天女だが、悪ノリする部分があるため、ギルバートの頭を悩ます、デュークに続く二代巨頭の一人だ。
「貴方が滅亡させればいいじゃない。」
「は?」
ほら、また変なこと言い出した。
デューク様のこんな間抜けた顔みたの、久しぶりなんですけど。
そもそも創造主であるデューク様にそんな力ないし
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