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❶-あなたが私を忘れても…。
私は、杉岡綾25歳。
先日、恋愛結婚した夫の浮気が分かりました。
いや、もう最悪。
付き合ってた頃は私とデートした帰り、必ず花を買ってくれて、私を家まで送ってくれたのに…。
今はもう私に興味ないみたい。
「私はいらないって事だよね。」
涙が溢れた。
そう。私がいなくなればいいんだ。
荷物をまとめる。
そして机の上にある紙に濃い黒色の油性ペンで「さようなら。」と書いた。
そして、その紙の横に大輪のひまわりの花束を置く。
後々の始末は弁護士さんと考えよう。
私は彼と住んだアパートを出た。
「…さよなら。」
あなたが私を忘れても、私があなたを忘れない。
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