8月2日は、パンツの日のようですが2022。

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「パンツの日なんて関係ない……」  ぼそっと小さな声で吐き捨てるように翔琉は告げると、スプリングがきしむのも厭わずにキングサイズのベッドへ颯斗を降ろした。  のしかかるように颯斗へ覆い被さると、恥じらうタイミングもなにも待つことなく、眼前になまめかしく放り出された両膝を立て、割り開いていく。  すべてがあらわだ。  日に焼けた場所と、服で覆われていた場所とのコントラストとが、妙に艶めかしい。  じっと魅入ってしまう。  翔琉と同じ、そこには男の裸体が横たわっているだけだというのに。 「……恥ずかしい、です」  恥じらうように、顔を背けた颯斗がぽつり告げた。  途端、はちきれそうなほど痛みを伴っていた翔琉の雄が、いよいよ本当にシルクを突き破りそうだ。  無意識に自身のバックルを乱暴に外し、くっきりと熱雄の形に浮かび上がったビキニが──いや、面積少なのせいですべてを隠しきれていない淫猥なそれがぶるんとまろび出た。  漆黒のシルクはすでに切っ先からこぼれ落ちる涙蜜のせいで濡れそぼり、颯斗を欲してどくどくと主張する。 「翔琉、の、えっちいです……」  両手で顔を覆いながら颯斗が言った。 「颯斗のだって、えっちいだろう?」  柔らかい颯斗の臀部のあわいへ、熱の昂りを意識させるように布越しに擦りつけてやる。  いったい目の前のかわいい恋人は、何を言っているのだろうと。  自分がどれだけ情欲をかきたてる存在なのか。  窄まった秘処に、しとど濡れた先端を押しつけながら教えてやる。  言葉ではなく、身体で。   「……ァあ……ゃだ……」  潤度の高い声が颯斗の口からこぼれ落ちる。  うっそりと翔琉は口の端を持ち上げた。  調子に乗って、きれいに口を開けたそこへさらに切っ先をめりこませる。   「ひとりで、準備したのか?」  しばらく翔琉を受け入れていないはずなのに、すっかり拓かれている従順で健気な桃色に嬉しくもあり、複雑な気持ちにもなった。  軽く突くたびに、ひくんと動く全身がいじらしい。  それだけで熱雄が焼けつきそうだ。 「──俺が、かわいがってやりたかったのに」  本音が口をついて出る。  だが、わざと意地悪く大袈裟に振る舞った。  独占欲すべてを颯斗に見せるわけにはいかないのだ。  でないと、今にも要領オーバーな劣情を思春期のガキのように突き立ててしまいそうだからである。  いや、実際にはすでに突き立てているのだが。 「ごめん、なさい……早く、ひとつになり、たく……て」  消え入るような、しかし婀娜っぽいその声に、抗えるものなんているのだろうか。  手早くビキニの脇をずらすと、手に負えなくなった獣のような熱雄を片手で支えながら、無我夢中で腰を打ちつけていた。
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