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プロローグ
桜の蕾も膨らみ始め、春の訪れを感じさせる暖かい気候へと移り変わってきた。本来であれば、喜ぶ人間も多いはずであろうこの季節、僕らのまわりでは絶望が広がっていた。
それは、僕らが過去に起こした過ちへの因果応報。
小さいころに行った罪は許されることはなく、ただただ留保されていたのだ。
まわりを見渡すと、これから数億の損害賠償を課せられる者、懲役刑を求刑されたため刑務所へ行く者など様々だ。
そして僕は・・・・・・死刑判決を受けていた。
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