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プロローグ
なぜ人は、流れ星に希いを掛けるのだと思う?
ああ、そう怖がらないでくれ。
アコーディオンが不快なら、消してしまおう。
"パチン"
これでいい。
さて、話の続きだ。
一説によれば、中央アジアのアルタイ民族の言い伝えが元らしい。神様が夜空をほんの少しめくって地上を覗いたとき、天界から零れた光が流れ星となった。それが見えてる間に願いを言えれば神様が叶えてくれる、っていう伝説さ。
………ああ、時間か。もう行かないと。
最後にひとつだけ。君に贈り物だ。
神様が天界から零した流れ星の欠片を、僕が集めたモノ───金平糖だ。
色の数だけ幸福が訪れる、九色の星の欠片。
きっと、君を導く光になる。
どんな幸せかは、君自身で探してみるといい。
さあ。
目を閉じて。
その星屑を口に入れて。
金平糖に、希いを───
主催者・絵空事さん
(https://estar.jp/users/36417581)
主催者・福子さん
(https://estar.jp/users/155526588)
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