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そんなバタバタしているある日
4限目が終わり、昼休みに入るチャイムが鳴った
今日も学食へ四人で移動しようと廊下に出た所で、この間助けた一年の女子が2年生の教室を覗き込むように1クラスずつ見て回っていた
貴羅がそれに気づいて…
「あれ、この間、皇が助けた一年の女子じゃないのか?」
「あっ、本当だ。…確か名前は——、忘れた」と、間の抜けた会話を透が寄越した
だんだんこっちに近づいて来る
2年生の誰かに用があるのか?
眺めていたら、ふと目があった
が、他のクラスの男子生徒が彼女に声をかけたため、その交わった視線が一瞬にして別の者に向いた
なんだろ?
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