ある日突然…

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ぶつかりそうになった子の背の高さは150cmちょっとくらい? 華奢な体に肌は色白 髪の色が栗色でツヤツヤしていて柔らかそうだ 長さは腰元まであって、自分とぶつかりそうになった時に一瞬目があったけど大きなハッキリ二重の華麗な茶色の瞳だったなぁ 見ようによってはハーフっぽい ン? クォーターなのか? 〝あっ、ごめんなさい。〟 ぶつかりかけたけど、横をすり抜けて通り過ぎて行った 少しは振り向いてくれてもいいのに… ほんの数秒の出来事だったが、彼女の残り香が自分の鼻腔の奥に大切な記憶として残った こんなこと初めてで、どう言ったらいいのかわからない感情が芽生えた瞬間でもあった 他の3人には気づかれたくない あの子、見たことない顔だから学年が違うかまさかの転校生なのか? 転校生なら尚更噂になるだろう そしてこの予感は本当のことになった
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