ある日突然…

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「みんな揃ったようだな?」と生徒ではなく3年の学年主任の先生から掛け声がかかった 生徒会役員は会長1名、副会長2名、会計1名、書記1名、顧問は生徒指導を取り締まる先生が例年務める 生徒はその他に風紀委員長と副委員長が参加 そして学園長が同じテーブルについた 「生徒会会長がここからは仕切ってくれるか?…頼んだぞ」 …って、先生それはないよな? 丸投げ感満載だ 生徒会会長は3年生は一学期までで、学園祭は9月以降の行事になるため2年生が会長を務める (ああぁ—— 嫌な予感的中) 「誰だ?生徒会長は?」 「…はい。自分です。龍崎 皇です」 生徒指導部の顧問の市川先生の顔がニヤついている 「そうかそうか。龍崎か…まずは毎年恒例のイベントにはメインの芸能人がいるよな?そこからみんなの意見をまとめてくれるか?」 「はい。わかりました。みんなの意見を聞いて、あまり時間もないので出演願いたい芸能人を誰に頼むのかこの場で決めて、代表者が芸能プロダクションにアポを取る所まで進めていいですか?」 「話が早くていいな。あとは任せたぞ」 それから時間と睨めっこしながら少しずつ学園祭についての案を煮詰めていった
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