1 ライティング ロケーション

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1_2_3 片道二車線、200m先の進路上で四人乗り乗用車とワゴン車が事故らしい。 二台の車を囲んで人垣が出来ていた。 ヘルを被った男達、学生ぐらいの歳、と王党派らしき男達が対峙している。 「大学の続きか。」 男達は互いに詰りあっていた。 女性が同盟の側に一人居て、王党派が引き渡しを要求しているようだった。 大学で争点となって居たのも、身分制度、特に女性の身分だった。 つい口を挟んだコトは衝突に巻き込まれ、病院へ行く羽目になった。 「――」 路上でにらみ合いになった男達の内一人が此方を見ていた。 同盟の学生だった。 筋骨隆々な身体は、インテリというより重労働者従事者に見えた。 緊急車両から出てきた警察が現場を閉じ始める。 睨み合いの周囲から双方の間に割って入る。 「 ターンしようか?」 「ええ。」 筋骨隆々とコトの視線が合って居たように見えた。 脇道に折れてターンすると反対車線は嘘のように空いていた。 「何処かよって帰ろう」 「大協のストアに行きましょう」
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