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睡魔が連れてきた嫌な予感
うぅ…眠い…まぶたが…閉じる…。だめ…、寝たら怒られるし、目立つ。目立ちたくない!
なんとか乗り切った…。
「貴女、随分眠そうだったわね。」
「え、まぁ、そうです。」
(見られてたのね、ちょっと恥ずかしい)
美山由里香さんは、それだけを言い捨て、自分の席へ戻って行った。
いきなり何だったんだろう。私とは違う世界にいる、たくさん友達のいる子。いつもグループにいるし。関わりとかあんまり無かったんだけど…。
あれ?筆箱の中に紙?
〔放課後、一緒に帰らない?〕
お誘い?なんで口で言わなかったんだろう。なんか、美山さん、雰囲気ちょっと怖いし…
嫌な予感。
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