傷ついた心体

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傷ついた心体

 「うぅ、染みる…痛い…」 私は嫌な気持ちを少しでも流そうと、お風呂に入った。まさかこれほど痛いなんて。 痛いと同時に、悲しさが込み上げてきた。 「なんで…!私が。痛いよぉ。何もしてないのに!うぅううぅ…!」 やっとの思いでお風呂から上がった。 「はぁ…。なんで私が。」 美山さん、雰囲気怖いのは気のせいじゃなかったな。リーダー的存在がイジメをするのは、よくあるシチュエーションだけど。まさかあんな直接的なイジメ…。 「もう、寝よう。」 勉強を沢山している私も、流石にやる気になれない。 「私は、親友という親友はいないし。成績しか良いところが無いけど。まさかいじめられるなんてな…くぅぅぅ…悔しい…」 こういうときは心を落ち着かせて寝た方がいいんだ。 「明日、行きたくないなぁ。」 今日に限って睡魔は現れてくれなかった。 〈今日のあいつ、惨めだったわね〉 〈ほんとにねー〉〈だよねー〉〈美山さん強い!〉 〈あいつ、中学生の頃、めちゃくちゃ先生に可愛がれてて、ウザかったのよねw〉 (私の方が、頑張ってたのに、あいつには…)
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