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湊は遺影を見つめ続け 「…それはまだ覚悟が出来ないかな」 「そっか、いいんじゃない。一年に一度でも会うことが出来るんだったら」  湊は妻に振り返り頭を下げた。 「俺の我儘に付き合ってくれてありがとう」 「いいのよ。あと見た目が変わらないように注意しないとね」 「うっ…ビールを控えます」 「私はいいのよ、どっちでも」 「敵わないな」                   完
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