非モテ君と恋愛処女さんの恋の行方

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その後の二人。 タカシは地元の大学に進んだ。 元々頭はそんなに悪くない。 高校3年からは塾にも通い、たまたま一番近所だったのが国立だったので、少し頑張った。 ユミコは地元の書店に就職した。 とてもじゃないが、タカシと同じ大学は狙えない。かといって短大を出る程、専門的に勉強がしたいと思っていなかった。 それならば、と大好きな本に囲まれた仕事がいいと自分で見つけてきた正社員だった。 二人は正社員のユミコの休みを上手く利用して逢瀬を重ねた。 逢瀬というのは大層かもしれないが、その頃には手を繋ぐまでに距離は縮まっていた。 タカシは授業のない日は脇目も振らずアルバイトをした。そして休みは必ずユミコの休日に合わせた。 会うのは殆どが日中。 遅くなっても夕方までだ。 ユミコは次の日仕事だろうし、手を繋ぐだけでドキドキしている俺にとって夜に会うとか、まだまだ無理過ぎる!と思ったからだ。 ユミコは流石に早い子では小学生でキスをしたとか、中学生なのにHしたとか聞いていたが、焦る気持ちより恐怖の方が勝った。 耳年増になると内容ばかりが具体的過ぎて、とてもじゃないけど、怖くて無理!物理的にも精神的にも。と思っていたので、タカシの紳士的な対応には感謝でしかなかった。 周りのパリピはガツガツしたいお年頃の様で、もしかしたらタカシも我慢しているのかな?とたまに不安になる時もあるが、そんな素振りは一切感じなかったし、逆に敢えて避けてる様な気もした。 タカシの専攻は経済学であったが、それはマーケティングに興味があっただけで、それ以上の思い入れはなかった。 ただ、ユミコの側に居たかったから、とりあえず大学。は決して過言ではない。 だからサークルにも入らず、花のキャンパスライフを楽しむ事もなく、高校の時からの倉庫バイトを熱心にこなした。既にバイトリーダーを任される様になっていた。 ユミコの現実はそんな甘い物ではなかったが、重い本を抱える事も体力のあるユミコにはへっちゃらだったし、リストアップの事務的な仕事も活字が好きなので何の問題もなかった。 仕事の隙間に新刊なんか読んで、ポップを貼るのも本を読むのが好きなユミコには特権だった。 難があるとすれば、給料が少ない事と、土日は基本的に出勤!というところか。 でも土日休みじゃなくてもタカシは合わせてくれる。それは凄く嬉しかったし、大切にされてるなぁ、と言葉にしなくとも痛感した。 続く。

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