プロローグ

3/3
前へ
/9ページ
次へ
真っ青な空と透き通る湖、湖面がさざ波立ち、小船が切るように横切る。 私は今、逆さまになり、上下左右が分からない状態で、空間に浮いている。 空を飛ぶように心地よく、目を閉じていても不安はなかった。 遠くで声がする。 誰かが囁く声…。 愛おしい私を呼ぶ声。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加