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そして、私は後継者として“ある”力の結晶を手にした。
それは強大でとてつもない力。
受け取った代償はもちろんある。痛みを伴うものから、悲惨で精神を壊してしまうものまで…
私…いいえ、私たちは背負う。
それで旅に出ることを決めたのです。
もちろん、旅をするにあたって、お父様には反対されました。
しかし、私はどうしても行かなければならない理由がありました。
それが、自分の運命を知るための旅でもありました。
私は、この愛する場所、家族から離れなくてはならなかったのです。
正直に言えば、寂しくてとても心細かったです。
あの日を迎えなければ、大切な家族も友達も失わずにすんだのですから…。
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