不平等

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生きることが苦しい時だってある。 うまく息ができなくて。 必死に息ができる場所を探している。 いつだって、自分の居場所なんて無くて。 きっと家族は、私がいなくなれば、悲しんでくれると思う。 そして、同時に自分達を責めると思う。 私の死を救うことが出来なかったと。 そんな悲しみは、与えたくない。 だから、今さら死ぬのではなく、元々いなかったことにしたい。 誰の記憶にも残らずに、そっと砂が舞うように美しく消えていきたい。 そう思うことは、私の今までの人生で少なく無かった。
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