2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
生きることが苦しい時だってある。
うまく息ができなくて。
必死に息ができる場所を探している。
いつだって、自分の居場所なんて無くて。
きっと家族は、私がいなくなれば、悲しんでくれると思う。
そして、同時に自分達を責めると思う。
私の死を救うことが出来なかったと。
そんな悲しみは、与えたくない。
だから、今さら死ぬのではなく、元々いなかったことにしたい。
誰の記憶にも残らずに、そっと砂が舞うように美しく消えていきたい。
そう思うことは、私の今までの人生で少なく無かった。
最初のコメントを投稿しよう!