ダリウスの寝室・3日目

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ダリウスの寝室・3日目

「う・・ん?」 リセは横向きで目を薄く・・開けた。 フカフカの羽布団と、体に接するのは柔らかなムートンの手触り・・・ ベッドで寝ていた!!それも天蓋付きの・・ 「え・・」 「起きたのか・・?」 声の主はダリウスだった。 彼は寝室のベッドサイドのカウチで、 ゆったりとしたローブをはおり、本を読んでいた。 「・・・!」 魔女は言葉がでなかった。 ダリウスは視線を本に落としたが、リセに聞かせるように 「おまえ、小さいのに・・結構重いな」 「・・・・・!」 リセは真っ赤になり、ベッドから跳ねるように起きるつもりだったが、 崩れ落ちてしまった。 その様子をダリウスは見て、特に何の関心もないように言った。 「疲れているのだろう・・交代まであと、30分ある。 もう少し寝ていろ」 「そ、そ、そーいう訳にはいきませんっ!!」
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