ダリウスの寝室・3日目

2/3
前へ
/47ページ
次へ
ベッドの側に、リセの上着とネクタイが置かれていた。 リセは慌てて、ネクタイと上着をつかんでベッドから滑り降りた。 あと、靴は・・・? 「あの・・」 「靴はベッドの脇だ・・」 ダリウスが答えてくれた。 「申し訳ございません!!失礼します!」 リセは靴も手に持って、走って部屋から出て行った。 廊下に出て、膝に手をついて息を整えていると、 交代要員の大柄な鬼系・属性・男がエレベーターから出て来た。 「悪いな!リセ・・急に変更で・・」 「特に異常はないです。失礼します!!」 リセは手早く言うと、エレベーターのボタンを押した。 異常があったのは私のほうだ・・・ まだ、心臓がドキドキする。 <重いって・・・>
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加