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ベッドの側に、リセの上着とネクタイが置かれていた。
リセは慌てて、ネクタイと上着をつかんでベッドから滑り降りた。
あと、靴は・・・?
「あの・・」
「靴はベッドの脇だ・・」
ダリウスが答えてくれた。
「申し訳ございません!!失礼します!」
リセは靴も手に持って、走って部屋から出て行った。
廊下に出て、膝に手をついて息を整えていると、
交代要員の大柄な鬼系・属性・男がエレベーターから出て来た。
「悪いな!リセ・・急に変更で・・」
「特に異常はないです。失礼します!!」
リセは手早く言うと、エレベーターのボタンを押した。
異常があったのは私のほうだ・・・
まだ、心臓がドキドキする。
<重いって・・・>
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