0人が本棚に入れています
本棚に追加
あのダリウスが・・自分を抱きかかえてベッドに寝かせてくれたのか・・・
上着を脱がして、ネクタイも外してくれたのか・・・?
<重い>という言葉が、脳内をグルグル回っていた。
しばらくして、
<なぜダリウスが、眠り込んだ自分をベッドに運んだのか>
という疑問が浮かんだ。
普通なら警備担当部署に、連絡をすればいいだけだ。
過去のデータから検証しても、
ダリウスのお持ち帰り女性のタイプに、自分は適合しない。
なにしろ、初日から、<ポンコツ魔女>と言われたのだから。
明日は、どんな顔をすればいいのだろう・・
ダリウスは<きまぐれだ>
リセはそう思う事で、自分を納得させた。
どちらにしても、明日<首宣告>をされるかもしれないのだ。
次の日
リセの悩みは・・・杞憂に終わった。
ダリウスは外出をしないという連絡が入り、正直ほっとした。
一日中、宿泊所のベッドで眠った。
最初のコメントを投稿しよう!