ダリウスの寝室・3日目

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あのダリウスが・・自分を抱きかかえてベッドに寝かせてくれたのか・・・ 上着を脱がして、ネクタイも外してくれたのか・・・? <重い>という言葉が、脳内をグルグル回っていた。 しばらくして、 <なぜダリウスが、眠り込んだ自分をベッドに運んだのか> という疑問が浮かんだ。 普通なら警備担当部署に、連絡をすればいいだけだ。 過去のデータから検証しても、 ダリウスのお持ち帰り女性のタイプに、自分は適合しない。 なにしろ、初日から、<ポンコツ魔女>と言われたのだから。 明日は、どんな顔をすればいいのだろう・・ ダリウスは<きまぐれだ> リセはそう思う事で、自分を納得させた。 どちらにしても、明日<首宣告>をされるかもしれないのだ。 次の日 リセの悩みは・・・杞憂に終わった。 ダリウスは外出をしないという連絡が入り、正直ほっとした。 一日中、宿泊所のベッドで眠った。
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