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「ナイフを常に3本は所持されています。
攻撃・接近戦に強いタイプです」
足、腰のベルト、もう1本は胸あたりか・・
それ以外にも催涙スプレーとか、いろいろあるかもしれない
ただ・・本当は優しい人なのだろう・・・
リセは、それを言うかどうか、迷ったが
「お前はシナモンクッキーが好き、水が怖い・・そうだろう」
ダリウスは楽し気に言った。
「はい、そうです・・」
やっぱりばれていたか・・
リセは少し頬が赤くなった。
リセはふと、思いついた。
これって・・デートというものではないか?
ああ、でも彼は・・違う・・
初日のように、お持ち帰り美女とのディープキスをする人なのだから。
「さて、戻るか・・」
ダリウスはそう言うと、片手でゆっくりオールを漕ぎ、方向転換を始めた。
ボートを降りるときも、ダリウスは先に降りて、
揺れるのが怖いリセに手を差し伸べてくれた。
ボート小屋の脇にはいくつかの屋台が出ていた。
「何か食うか・・」
ダリウスは先に歩き、屋台のメニューを確認してから
「コーヒーとホットドックを・・・お前は?」
振り返って、ダリウスはリセの顔を見た。
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