リセの事情

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しばらくして、 「確か君は、護衛の仕事をしていた経験があったな」 補佐官が聞くと 「はい、要人の奥様とかお嬢様です。 女性の方で短期間ではありますが、やっていました。」 補佐官が続けた。 「そうか。経験があるなら問題はない。 明日から1週間だけ、ある方の護衛をやってもらいたい」 「1週間ですか・・」 リセはすぐに手帳を取り出して、何か確認している。 「1週間なら・・ギリギリなんとか・・・です。 予定が狂う事もありますが・・」 「そうかね、君の<魔女ホルモンの問題>もあるからな。 この仕事を引き受けてくれれば、特別勤務手当を割り増しにしよう。 君の、ここでの最後の仕事になるしな。」
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