秘書室

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リセは最後の一文を呼んで、目を丸くした。 警護対象から自分の身を守るって・・・ いったいどのような事だ?!!! ダリウスが警護担当者にナイフを突きつけ、 攻撃する可能性があるということ・・ それにAランクの要注意・危険人物ではないか。 リセも補佐官と同じように・・・ ため息をついた。 割り増し金をもらったとしても、護衛対象からも身を守るなんて・・ これはもう大変な仕事だ。 <断るしかない>と思い、 リセは立ち上がって秘書を探したが、秘書も補佐官も姿をくらましていた。 <ああ、まったく・・・> リセは秘書の机の上に、書類を置いて部屋の扉を閉めた。 一週間・・なんとかしのげればよいが・・
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