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「ああ、リセ、ここに・・」
ダリウスはリセに気が付くと、リセに声をかけたが、
「はい・・」
と言って、リセは指示された場所から、最も遠い席に座った。
ナイフは飛んではこなかった。
リセはテーブルにマスターキーを置いて、ダリウスを見た。
ダリウスは、眉間にしわを寄せている。
「その・・きちんとお話しをするべきだと思います」
リセはダリウスを見て、鍵を見た。
「この場所の管理をするために、私はここにいるということですが・・」
「確かにそう言った・・が」
ダリウスは、いら立っているように見える。
「それだけなら・・別にいいのですが・・」
リセはもうダリウスを見ず、目の前の鍵だけを見ていた。
「それ以外に・・その・・することが・・」
ダリウスは<何をこいつは言っているのか>・・
不思議そうにリセを見ていたが、次の瞬間、爆笑していた。
「おまえ・・そんな事・・心配しているのかぁ!!」
ダリウスはそう言い放つと、
おかしくてたまらないと言うように、机をバンバン叩いた。
それからダリウスは席を立って、リセの隣の席に座った。
「確かに大事な事だ・・カラダの相性は・・」
まだのけぞって、クククと笑っている。
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