その後の現実

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その後の現実

魔法の恋の行方・7日目の恋<ダリウスとリセ>   アラステアの山荘の客用寝室で、リセは10日目に目覚めた・・・・ ダリウスはリセを抱きしめた ハッピーエンド・・といきたいところだが その後の現実は、ここから始まる・・・・・・・・・・・・・・・・ 「着替えたら食堂にくるように・・食事の準備をさせよう」 ダリウスはリセの耳元でささやくと、もう一度頬の傷跡に キスをして部屋から出て行った。 リセはもう一度、ベッドサイドのテーブルを見た。 アラステアの山荘の、マスターキーが置いてある。 魔女は現実検討能力が、非常に高かった。 簡単に言えば、 幼い頃から、常に現実を考えて行動することを、 祖母から徹底的に、叩き込まれた。 おしゃれをすること、何か楽しむ事、友達とおしゃべりする事 それらはすべて無駄な事、必要のない事と祖母は判断していた。 だから祖母はリセに対して、<無駄な事をするな>と、言い続けた。 学校時代も、他の少女たちのようにリボンやレースで 着飾る事を、祖母は許さなかった。 時間と金の無駄と言ったから。 パーティや遠足も、参加をしたことがない。
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