第2章 邪神ちゃん登場

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???「観念するですの、ゆりね! 必殺、邪神ちゃんドロップキックスペシャアアアアアル!!」 ゆりねの後ろから現れる怪しげな影、その特徴は上半身は人間、下半身は蛇のような尻尾している少女で、ゆりねにドロップキックをしかけていた。 ???「ゆりね、これで終わりだぁぁぁぁ!!」 ゆりねの背後に迫るドロップキック、しかし 【ガシッ!】 ???「へ?」 ゆりね「私、言ったわよね?」 後ろを向かないゆりねに尻尾を掴まれる少女、そして、そのまま床に思いっきり叩きつけられる。 ゆりね「毎度毎度、人様に迷惑をかけるような事をするなって、あれほど言ったじゃない!!」 【ドゴンッ!!】 尻尾を捕まれ、ゆりねに床に叩きつけられた少女は思いっきり直撃し、その衝撃は凄まじい物であり、少女の体はメキメキという音がきしめく。 ???「どっふぇい!!」 ゆりね「まったく、あんたって、いつも懲りないわね・・・あんたのパターンは丸分かりよ・・・【邪神ちゃん】」 呆れながら邪神ちゃんという少女に近づくゆりね。しかもゆりねは邪神ちゃんの事を知っており、事如くドロップキックをしかけては返り討ちにしていた。 邪神ちゃん「ゆりね、てめぇ、今朝はよくもぶっ飛ばしてくれたな!? おかげで、ここに戻ってくるのに時間がかかりましたの!」 床から勢いよく起き上がり、ゆりねに文句を言いながら近づく邪神ちゃん。しかし ゆりね「あら、昼食に丁度いい時間じゃない。それじゃ、店長さん、大変だと思いますけど、がんばって下さいね」 邪神ちゃん「こら、無視するんじゃねえですの!!」 ギャアギャアとわめく邪神ちゃんを無視し、店長にお辞儀をしながらその場を立ち去るゆりねは昼食を済ませるため、アパートへと戻っていく。
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