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ゆりね「・・・うーん・・・どっちにしようかしら」
次の日の朝、学校に向うゆりえと天馬を見送り、パソコンを開いたゆりねはある物を調べるなりしていると、少し悩んでいるかの表情になっていた。
邪神ちゃん「ゆりね、いったい何を唸って見ているんですので?」
ゆりね「ん、実は・・・」
ヒョコッと横からゆりねのパソコンを覗き込む邪神ちゃん。
すると
邪神ちゃん「げっ!?」
いきなり引きつった表情になる邪神ちゃん。
そうなるのも無理もない。
邪神ちゃんの目に写ったのは武器だらけの商品で、しかも、その使い心地をゆりねに試されてしまうと思ったからだ。
ゆりね「ねぇ、邪神ちゃんはどっちが好み?」
邪神ちゃん(まずい、まずいですの、これは絶対マズイ奴ですの!)
ゆりねにどっちが好みかと聞かれる邪神ちゃん。明らか様に自分がお仕置き用の武器として使い心地を試されるのは明白で、これ以上、この身が保たないからである。
邪神ちゃん(こうなったら・・・かくなる上は・・・)
幸い、ゆりねはパソコンに表示されている武器に集中しているため、後ろにいる邪神ちゃんに気づいていおらず、ドロップキックをすれば魔界帰れる絶好のチャンスなのである。
しかし、外せばゆりねからのお仕置きが待っている。
それでも、覚悟を決めたかのような表情になる邪神ちゃんはゆりねの背後から距離を置く。
そして
邪神ちゃん「油断したな、ゆりね! 必殺邪神ちゃんドロップキック・カオスエメラルドォォォォォ!!」
頭上高くジャンプし、新たなドロップキックをする邪神ちゃん。
いや、むしろ、いつものドロップキックである事に変わりはなく、カオスエメラルドというのは【ソニックシリーズ】に出てくる用語である。
当たるか当たらないかの渾身のドロップキック、しかし・・・
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